2013年02月11日

いま、知らないと絶対損する年金50問50答

バレンタイン間近の三連休を謳歌したなぎさです。


今日はオススメ本の紹介です。


「いま、知らないと絶対損する年金50問50答」
著者 太田 啓之氏

平成23年4月に発行された本なので、
「いま」ではなくなってしまっているのですが
年金に関する本の中で最も衝撃かつ感銘を受けた本なので、
遅くなりましたが紹介せずにはいられませんでした。

当初タイトルを見たときは、
(また年金破綻論でも展開する気なのかな)
と正直思いました。
著者が朝日新聞社の記者ということで、
ますますその思いは強くなりましたが、
買わないといけない本だろうなと直感し購入。
結局本を読み終えて、さらにもう5冊購入しました。
同僚にプレゼントしたり、職場に置いたり、
それぐらい読んで欲しいと思った本です。

数々の取材を通して、
公的年金は破綻しないと主張しています。
理由の一つとして、
「年金のハイブリッド方式」が挙げられています。
ハイブリッド方式とは、
現役世代の保険料でまかなう「賦課方式」でありながら、
積立金も保有していること。(172兆円 2008年度時点)
いざ保険料収入が少なかったり、
財政が苦しいときに取り崩し年金に充てることができる。
「少子化に弱い」賦課方式の弱点を補う役割として有効、
とあります。

本自体は、Q&A方式になっていて、
タイトル通り50問50答あります。
「長妻大臣がなぜパッとしなかったのか?」
など、面白い年金雑談もありましたが、
ぜひ読んで欲しいのが、
「おわりに」の部分。
一部抜粋します。

この本をまとめる作業をしている最中に、
東日本大震災が発生しました。
・・・
市場経済の発展は
「自助努力でお金を稼ぎ、貯めておけば、
誰の助けも借りず死ぬまで一人で生きていける。
社会の助けなんて期待できないし、
期待するべきではない」という幻想を、
人々の間にはびこらせました。
ですが、そうした幻想は、
今回の大震災によって吹き飛ばされてしまったように思います。

そして、幻想から目覚めた私たちの前に現れたのは、
「人はお互い支え合っていかなければ生きていけない。
自分自身や家族のことだけではなく、
社会全体のことを考えて行動しなくてはいけない」
という、人間社会に普遍的な当たり前の真実でした。

とはいえ、社会がきちんと維持されるには
「共助の精神」だけではなく、可能な限り、
一人ひとりが自立して自分の生活を支えようとする
「自助の精神」も必要です。
賦課方式と社会保険方式という二つの柱
で成り立っている現代の公的年金は、
「一人ひとりが自らの老後のため、
経済力に応じて自ら保険料を支払う」
という自助努力が、
「社会全体でお年寄りを支える」という
共助へと自然に結びつくようになっています。
自助と共助の絶妙なバランスの上に成り立っており、
人間社会の本質を踏まえた安定した仕組み
と言えるでしょう。

それゆえに公的年金は、
たとえ少子化・高齢化が進んだとしても、
今後もお年寄りの生活を支えていく
もっとも優れた有効な仕組みであり続けると
確信しています。
・・・

一部抜粋と言いながら、
だいぶ抜粋しました。

お恥ずかしながら、
「年金て、将来本当にもらえるの?」
と聞かれたときに、曖昧な返答をしていた時期があります。
年金記録問題が発生し、年金破綻、
社保庁批判が毎日毎日繰り返される中、
報道を鵜呑みにし、自分を見失った。
「国が破綻しない限り、年金破綻はしませんよ」
破綻するわけがない、と真っ先に言うべき立場なのに・・・。

この本と出会って、
年金は温かいものだと初めて考えるようになりました。
「現役世代全員で働いて作り出した生産物全体」
例えて「でっかいパイ」
その一部を、働けなくなったお年寄りに分け与えて養っている。
それが年金。
核家族が多くなった現代社会では欠かせないもの。

「つつましくも充実した老後」を守るには、
「これからも年金を守り、
育てて行かなくてはいけない」

その考えに賛同します。
皆さんもぜひご一読ください

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barairojinsei8 at 21:15コメント(2)トラックバック(0) 
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コメント一覧

1. Posted by 太田啓之   2013年05月18日 10:23
拙著を取り上げていただき、ありがとうございます。本に込めた思いを受け止めていただき、とてもうれしかったです。励みになりました。これからもよろしくお願いします。
2. Posted by なぎさ   2013年05月19日 21:47
まさかコメントを頂けるなんて!ありがとうございます。こちらこそ励みになりました。
今でもバイブルにしています。5年ごとに発行されたら嬉しいと思っているのは私だけではないはずです。
これからもよろしくお願いします。


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